ひかわのこうぼう

模型を組み立てているだけです。それすら怪しいです。

鈴谷作成関係の記事一覧はこちらです。 試験公開中です。

鈴谷の艦載機を作成する

艦載機(2つ作成する95式)の脚は非常に小さいので、切った弾みにとんでいったりして紛失しないようにしてください。
塗料皿の中に入れておくなどをしておくとよいと思います

順序

組み立てたあとでスライドマークを貼るよりは、先に貼ってから接着したほうが楽に組み立てることができそうなのでそうしてます。
塗装する、乾燥させる、スライドマークを貼る、スライドマークが乾いて固着するのを待つ(日の丸部分を塗装にしてもいいと思います)、組み立てるという工程になります
あとでこちらには個別にクリア塗料を吹き付けます(スライドマークが剥がれ落ちるのを防ぐためです)・・・が、上からアクリル溶剤系塗料(水性ホビーカラーなど)のクリアを直接塗装してもよいと思います。面倒ならそちらで。
必ずアクリル溶剤系を使用してください。ラッカー系を使うとスライドマークが通常の場合は溶けます。
船体への仕上げ塗装に関しては自由にしてください。一貫性を持たせたほうが綺麗だとは思います。

詳細な手順

1.艦載機の本体や、パーツに塗装をおこないます
この際、筆で塗装することを前提として説明していますが、筆で塗装する場合はランナーについたままで塗装しておき、切り離した後でレタッチをおこなうと楽です。また、切り離す際は先にも記載しましたが、小さい部品の欠損に注意してください。

2.パーツにスライドマークを貼ります
本来であれば、組み立てた後に貼ることが多いのですが、今回は組み立てた後であるといり組んでいることや翼の裏側に貼る必要性から、組み立てる前に貼ります。

3.パーツを組み立てます
組み立てる際の注意については後述してありますので参考にしていただければと思います。


銀色の塗装をする上でのポイント

銀色は下地色によって変化するので下地を黒色で塗装するということもありますが、今回はそのまま塗装しても問題ありませんでした。
Mr.カラーのシルバーを良く混ぜた後、塗料皿に少量取り、そのまま筆で薄く塗装をします。この際、表面になるべく筆ムラが出来ないように塗装します。
翼のように広い場所については置くように塗装するのではなく、塗り伸ばすように塗装するとうまくいきます。
この際、モールドが埋まりやすいので注意してください。


尾翼や識別の赤色を塗装する上でのポイント

尾翼や識別の赤色は、水性ホビーカラーを今回使用しています(使用色について→鈴谷の組み立てに使用したものについて)。
アクリル系塗料はMr.カラーなどのラッカー系と比べて筆ムラは出にくいのですが、乾燥時間が非常に遅く指紋やほこりが付きやすいという難点もあります。
そのため銀色を塗装した後、つや消しレッドを塗装した後で(この際、気になる方はマスキングしてもいいと思いますが、私は直接塗装したのち、はみ出た箇所を修正しました)、そこまでの乾燥は必要ないかもしれませんが、1日程度置いておくと安心だと思います。


スライドマークについて

デカールと言うのですが、こちらは普通のシールとは異なり、直接はがすことは困難を極めます。(むしろ通常の場合は直接はがさないで下さい)

1.必要な箇所を切断します

2.切断したスライドマークを水に浮かべます
(沈んだりひっくり返ったりしないようにしてください。沈んだ場合は急いで浮かべなおしてください)

3.20秒ほど経過してからピンセットで取り出し、雑巾やタオルなどの上でぬれたままで暫くおきます
(面積にもよりますが、30秒から1分程度)

4.その後、指を水で濡らして、そちらの指でマークが動くかどうか確認します。台紙を貼る場所にもって行き、水で濡れている指で台紙からスライドマークをスライドさせて貼ります。
(指が濡れていない場合は、パーツ側ではなく指に貼りつきます)

5.綿棒や布ではみ出た水を吸い取ります

6.乾燥を待ちます

基本的にこういった流れになります。
しかし、スライドマークは思ったように貼り付いてくれない場合もありますし、浮き上がってしまうと周囲との差が出てしまったり、曲面では場合によってはスライドマークそのものが硬いために貼りにくかったりもします。

そこで今回は次の項目のように、マークセッターを利用して貼っています。


機体の横のスライドマークが貼りにくい


小さい上、曲線になっているので貼りにくいのですが、マークセッターを使用すると、通常貼る場合と比べて比較的楽に貼ることができます。(タミヤから販売されている同じようなものは、マークフィットという名前になっています)
マークセッターは初め成分が分離してしまっている(はず)なので、よく振って混ぜた後、貼る場所に(この場合は面が少ないので)1滴だけ置き、その部分にスライドマークをのせて(指でスライドさせて微調整すればいいのですが、スライドマークをピンセットでつまむことができるのならそちらでもいいと思います。その際は折れた状態でスライドマークが曲がってくっついてしまったり、持つ場所から破れてしまったりする危険性もありますので、十分に注意してください)、余分なのりや水分を綿棒などで上から吸い取って乾燥させます。
マークセッターには軟化剤が入っているので、曲面にもピッタリくっつくと思います。


塗装の指定について

尾翼や一部に入っている線(識別線?)にはつや消し赤の指定があるのですが、上述のように水性ホビーカラーを今回はそちらの部分だけ使用しました。


細かい部分の接着


まず大きい翼を接着したほうが楽だと思います。接着の際は、つける場所の穴に流し込み接着剤を少量入れて(間違えやすいので説明書を読んでください)、そこに接着するようにすれば楽だと思います。
完全に乾燥して固着する前に傾きを修正して、接着できるのを待ちます。
説明書を読んで、羽の向きにも注意してください。


十分乾燥させて接着した後で、脚をつけていきます。こちらも同じように流し込み接着剤を少量いれ、差し込むようにしておきます。

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