ひかわのこうぼう

模型を組み立てているだけです。それすら怪しいです。

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フジミ模型 1/700 特シリーズ No.45 日本海軍重巡洋艦 高雄

一部にさまざまな意味で難の多い(説明書通りに組み立てると一部パーツを折って再びつける羽目になる、洗い場の高さがおかしい、パーツが意味不明なほど分割されている、一部パーツに難がある等)ということで、定評のある高雄です。


模型3隻目がこちらの船になりました。


1/700 特シリーズ No.45 日本海軍重巡洋艦高雄

1/700 特シリーズ No.45 日本海軍重巡洋艦高雄



某所のイベントに提出したものです。
色々悩むこともあるのですが、ひとまずキットについて。


キットについて

細分化されたパーツのため、塗装と組み立てが困難な箇所が複数あります。
基本的に塗装してからつけるものと、組み立ててから塗装するモノを交互にこなしていき、最終的に構造物を載せる、そういった流れで間違いはないのですが、パーツ数が非常に多く、慣れた今となってもこのわけ方は結構厳しいものがあります。
非常に小さい部品の紛失に注意して組んでいってください。
また、パーツわけが非常に多い都合上、どの部品だったか分かりづらくなります。その量は1/700クラスのキットでのこの細分化は常軌を逸しているといっても過言ではない段階にきているので、きちんと番号を書いてネイルケースにいれるなどして保管してください。


また、洗い場の高さがおかしいのですが(非常に高い状態にあります)、キットのものとして納得するか、削るかは各人で考えてください。私は削っていません。


また、説明書について間違っている箇所が多々あります。そのままつけていくと折らないとつけられなかったり、削る必要性が存在する箇所があります。現在覚えている点と作成中の写真については別エントリーで記載します。


追記:個人的に注意した点を記載しました。

フジミ模型特45高雄の注意点など - ひかわのこうぼう



組みあがり


IJN Cruiser Takao.

このような感じになります。
仕上げ剤を塗布する前ですが、塗布すると塗装のでこぼこや光沢は目立たなくなります。
また、甲板上のモールドを少し目立たせるために簡単にエナメル塗料(タミヤのフラットブラック)で墨を入れてあります。

あと問題となっている箇所の1つですが

私はあえて高さを減らしませんでしたが(フジミの高雄というのが非常に分かりやすいので)、削ることが可能な方は減らしたほうが良いかもしれません。

総じて

凄く精巧な出来のキットで、青島の高雄とは別次元の場所への作りこみを見ました。青島は作りやすさが良かったですね。ただ、その分中央部分の内容に関しては省略気味にはなります。でも綺麗にまとまっていたと思います。(一隻目で失敗してましたけどね)
フジミの高雄は、上の写真にある、甲板から艦橋に向かう線もそうですが、凄く綺麗です。高雄型の艦橋につづくそれらには、旧海軍巡洋艦の綺麗なラインが見えます。
組みあがった段階だけでもこれまでの概念を吹き飛ばす感じの精巧さでした。
特に中央甲板の上のものは精巧になっています。


が、

ご覧の有様だよ、と。
塗料皿の中の4つのパーツは中央甲板に塗装後に接着するパーツです(接着してからだと塗料で穴が埋まってしまうのではないでしょうか)。


高雄型が好きな方は多いと思うので、是非作成してみたい方も多くいらっしゃると思いますが、この難易度はちょっと酷かったです。そういった点も含めて説明書の順序も含めて次エントリで記載していけたらと考えています。
作成される方は参考にしてみてください。必要ない方は捨て置いてください。


また、写真は掲載しませんが、この後前方と後部甲板上にのみ手すりを簡単につけました。パーツの置き換え関係で、お金がある人向けのお勧めの部分に関しても記載します。
(個人的にまた同じことがおきなければ、置き換える必要性は余り感じませんが)
ひとまず、失敗した箇所も含めて作り直したいキットでもあります。
現在作成しているものと作成できていないものが片付いたら、になりますけども。

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