フジミ模型特45高雄の注意点など
この項目では作成していく上で失敗した点、説明書の順番どおりだと折る可能性がある点を記載していきます。(作っていくうえでの記録として提出していた写真も主にこちらで掲載します)
例のごとく、見る必要性のない人には本当見る価値はないので、捨て置いてください。
個人的に、変に一部だけ金属パーツを導入するならつけない(本来であれば艦橋と通路にもつける予定でしたが、不足することがノギスで計測したところ判明し、前方後方以外の甲板にはつけませんでした)、基本的に写真どおりにすら作ることができていないのにつけている場合ではない、ということで今後付属品を使用する旨の指示がない限り、一切の金属部品を使用しないと心に誓ったキットでもあります。
いずれ必ず作り直します。
本来の記事はこちら
フジミ模型 1/700 特シリーズ No.45 日本海軍重巡洋艦 高雄 - ひかわのこうぼう
以下のパーツの番号は2014年1月に印刷された説明書の番号と対応しています。
前提条件として
パーツの管理をしっかりと。
特赤城よりも組み立ててから取り付けるためのパーツが多くなります。(赤城は航空母艦という特性上、台座やせり出しの部分と機銃を組み合わせてつけるといったことはありますが、多くの場合はそのまま船体に取り付けていく形になります)
似たような部品が多く、それでいて左右異なるパーツである場合もあったと記憶しています。
そのあたりをしっかりしておかないと後で困ります。
魚雷発射口について
中心部分が空洞となってあいているため、反対側から光が差し込んで見える可能性があります。そこまで気にするものではありませんが、そういったこともあるということで。
余ったパーツなどで反対側が見えないようにするかどうかはお任せします。
各所わかりづらいパーツについて
飛行甲板の作成の際のD37D38(飛行甲板側面部分両舷)
先に飛行甲板と完全に接着をしてしまうと、あわない可能性があります。
内容:
こちらのパーツは船体側の切れ込み(4つあります)とあうように差し込む必要性があります。
まず当たりをつけてからその状態で接着してつなぎ目を消すか消さないか・・・そういった状況に持っていくことをお勧めします。
飛行甲板の接着位置をずらす・・・よりはそちらのほうが楽だった記憶があります。
主砲の砲身
切り込み部分がきついかして、なかなかはまりにくいため、砲身が曲がってしまう可能性があります。(簡単に曲がります)
内容:砲身は切込みが入っていて、その部分で差し込むようになっていますが、防水布を差し込む場所までしっかり塗装してしまうと高確率ではまらなくなります。
ので、基本的に横部分への塗装は避け、他部分の見えるであろう場所への塗装を。
しかも、はめ込んだとしても場合によっては少し出っ張ってしまうので、すりあわせつつあわせてみてください。(切り込み部分が思いのほかきつく、横部分が少し出る形になる場合があります)
また、前述のように非常にきついので、場合によっては接合部を削って取り付けることも視野に入るかと。
J25(階段パーツ)の位置
場所が分かりにくい
内容:これは飛行甲板への階段になります。
見えにくいのですが、船体の甲板側にはめるガイドが存在しています。
E26E27について(中央甲板部分に取り付ける舷側に反ったパーツ1組)
用途が分からず角度もいまいち決まりにくい
内容:台座・・・というより中央甲板の通路の一部と接触する形のものになります。最終的にE24とE25(機銃台座)がその上に載ります。
よってこの部品は通路に隣接し、通路よりも高さが少し出っ張った状態でつくのですが、この取り付ける段階では高さがわかりにくいです。先のほうの説明書の中央部をあわせる段階(6ページの大番号8)の工程では大体の位置が把握できると思います。
方法は、排気口(ですかね?第一煙突背後に取り付けるもの。大番号5番で作成するものです)を取り付けると、中央通路の部品を一時的にでも載せることができるので、その状態であたりをつけるとよいと思います(一時的に付けてみる感じですか)
このキットは、煙突回りが鬼門になっています。
大番号8の小さな煙突(排気構造)と第一煙突の関係
後ほど8で取り付けることになる中央構造物の中の通路が、つっかえてはまらない可能性があります。
内容:
排気構造の部品を先につけます。
また、小煙突の角度はなるべく垂直にしたほうが良いのですが・・・
特に第一煙突を先につけてしまうと難易度が高くなりますので、第一煙突を後回しにして他の場所をつけていったほうが良かったと今では考えています。
K11とJ18、K10とJ19がきつい
J18とJ19がまっすぐ立たない
内容:
正確にははまりにくかった、ですが。
これについてはペアとなって隣接する部分のK11とK10側の側面を少し削りました。
大番号8で取り付けることになるE28E29の位置
位置を決めてしまうと角度の調整などが難しくなり、後ではがすことになる可能性が存在する。
内容:第二煙突の内部にちょうど入り込む位置にくるのですが、このときにすりあわせずに完全に固着してしまうと、無理にはがして位置をあわせなければならなくなります。しかも接着を初期段階からおこなうということで、固着しない状態で艦橋部分周辺とあわせなければならず、非常に困難が付きまといます。
艦橋を組み立てる順番
D9と測距儀の整合性があわない
内容:D48とD26、D25とD47のパーツ(測距儀?)は左右対称のパーツですが、それらをD9のパーツの接着位置の確認をせず、先に艦橋に接着してしまうと最悪の場合はD26やD25を削らなければならなくなります。
よって、まずどの程度密着している状態になるか(実際はD47がはめ込みすぎる状態になるからかもしれません)をすり合わせて確認して、D9をとりつけてから作業することができる・・・はずです。
E24E25、E18E19、E17E16のつながりが分からない
いまいち構造がわかりにくい
内容:フジミ1/700特高雄の最大の特徴として、精密な中央構造物が挙げられます。前方の艦橋から指揮所関係(主砲方位盤計測装置?飛行甲板直前の建造物?図書館に行く機会があったら調べます)まで全て空中の回廊を通って通行できるようになっていると考えてください。
つまり、E19E18は艦橋からそれぞれE25E24に降り、そこから通路へ移動できるものになります。
一方E17とE16はその通路(E18E19には切れ込みが存在していますのでその部分)から前櫓に存在している建造物への通路になります。
以上です
このキットについては、組み立てていく際に逐一確認していったとしても、説明書のとおりに作っていくと後で調整が出来ない、泣きを見るといった状況があります。そういった点から、あらかじめ今現在で思いつくものについてなるべく記載したつもりです・・・
これから高雄型を作成される方々の助けになれば幸いです。