ひかわのこうぼう

模型を組み立てているだけです。それすら怪しいです。

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Mr.ウェザリングカラーマルチブラック(を使うのは初めてです)を使って追加の装飾を試験的におこないました


昨年の秋ごろにクレオスから発売された仕上げ塗装用の塗料です。
昨年暮れに購入したはいいものの、既にクリアを塗布したものが多かったので使っていなかったものを、今日ようやく使用しました。

製品について

ヨドバシカメラで338円です。
amazonは高価ですので、こういうものだということで掲載はしますが・・・
(2015年1月9日現在)業者のつけた値段を見ていると酷い値段です。700円って・・・
これはクレオスやamazonが怒ってもいいレベルです。これでは買えない。


仕上げ剤という分類に入りますが、余りウォッシングというものは船に対しては 私 は おこないません(というより、するなということを家人に怒られてしまったのです。後述しますが・・・)。
ただ、墨入れというか影を浮かせるようにするために少しこういったことはします。


薄め液はヨドバシカメラで400円です

少々高価ですが、あるのとないのとでは全く変わってきますので、是非一緒に購入してください(筆を使用して塗布するので、筆を洗うために必要になる、とは思いますが)

あとは、薄め液を入れるために塗料のスペア瓶を1つ、小さいものでいいので購入しておくことをお勧めします(そのまま瓶に筆を突っ込んで洗うわけにもいきません。)

スペアボトル46(計量目盛つき)

スペアボトル46(計量目盛つき)


使用


出しすぎましたが、塗料皿ではなく弁当のおかずを入れるためのホイルに出してみました。特に意味はありませんが。
ウェザリングカラーの瓶の中には攪拌するための玉が入っているので、そちらでまず瓶の中の分離しているものを攪拌してから使用します。
液体はかなりさらさらしています。濃度が高すぎるようになった場合は、うすめ液を使って希釈するよう、注意書きに記述がされています。
塗料はくれぐれもスポイトを使って吸い出してください。決して瓶を傾けて出したりはしないでください。もったいない上、注ぎこまれた側の縁から塗料が垂れます。(実証済)


初めの段階はこちら。少し暗いですかね・・・



筆につけて塗装します。初めは汚しを満遍なく入れるようにしよう、と考えておこなったので、中くらいの平筆(4月から使用して使い古したタミヤの茶色の毛のもの)でおこなっていきました。


途中で家人から「船の甲板は汚れるが、装備品含めてそんなに汚いわけがあるか」という謎のお叱りを受けたので(戦時中はどうかわかりませんが、通常は掃除が行き届いているとかいう話でした。確かに現代の艦船を見ていると綺麗ですし、商船系ではまず掃除からやるようですのでそうなのかなあ、ということで)汚しから墨いれの段階に落としました。


結果はこちらです。






写真が見えづらい・・・


こちらがかける前の中央部分ですね。

元写真が暗くて見えにくい・・・
この後少しうすめ液をつけた筆で装備品の頂上付近の汚れをぬぐっています。模様は浮き上がった状態は残してます。

使用してみた結果

思っていた以上に非常にいい感じでした。
家人ら複数人によるダメ出しが私にとっての最大の鬼門になっていまして(人生で最初に作成した高雄を小学生の夏休みの工作と言ってのけ、その後のリベンジ作品ついても「手すりはわかったけど、空中に線は張ってないの?普通張るよね?」「船のてっぺんの四角い奴、全部小さくない?」といわれるなど枚挙に事欠きませんが)、結果として墨入れに変更しましたが、ここでひとつ大きな利点がありました。


それは、汚し塗装のつもりで塗装していても、墨いれの段階まで非常に簡単に戻すことが出来る、という点です。
もちろん、模様の隙間に入ったものについてはとりにくい状態にありますが、うすめ液をつけた筆を利用して、乾燥したであろう塗料でさえ拭い取ることが可能という感じを受けました。


エナメル塗料で今まで石油ぽい(塗装上、油は鬼門ですよね・・・)うえ、綿棒でこすると塗料がはげたりしていた苦労がどこへ行ったのか。


少しお値段は張りますし(合計700円くらいしますからね。模型用塗料と考えると少し高価ですけども)、塗り方に失敗すると一部の詳しい系の人に突っ込まれたりする可能性もありますが、良い感じです。
今後も墨入れ(と、飛行機や戦車を作ることがあったらそちらでも)にはこれを使っていこうと思います。
色々な色が出ているみたいですので、(春雨で使用した表面上の紫のような使い方でも)色々と広がりそうですね。


いやー・・・いい買い物でした。

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