ひかわのこうぼう

模型を組み立てているだけです。それすら怪しいです。

鈴谷作成関係の記事一覧はこちらです。 試験公開中です。

タミヤ WL 1/700 熊野

12隻目はタミヤ軽巡洋艦熊野になりました。



2014年夏のコミックマーケット最終日の夕方に作り上げました。
8月17日ですね。
約3日ということでかなりの強行軍だったのですが、なんとか作成することが出来ました。
写真の画像はすべて、塗装は説明書の指定どおりにおこなっています。(ですから、通常防水布はつや消し白やそれに近い色で塗装しますが、そういった塗り分けもしていません)
リノリウムや軍艦色・艦底についてはタミヤの指定色ではなく、GSIクレオスのものを使用しています)
また、最後の2隻一緒の写真以外は全て、仕上げ剤が塗布されていないものです。

1/700 ウォーターラインシリーズ No.344 日本海軍 軽巡洋艦 熊野 31344

1/700 ウォーターラインシリーズ No.344 日本海軍 軽巡洋艦 熊野 31344



キットについて

1300、という記述がパッケージになされていますが(模型のパッケージの3つの数字のうち、右端の1300や2200といった数字はタミヤについて言うなら少なくとも模型の希望小売価格です)、かなり古いものです。
こちらも模型屋のおじいさんから購入しました。
昔はこれくらいの価格だった、とのこと。

キットの内容は非常に古く今のキットとは恐らく異なる可能性がありますが(注意点でそこも記述します)、非常に組み立てやすいものです。



またタミヤの鈴谷よりも組み立てやすいので、鈴谷から入るのも良いですし、熊野から入るのもいいと思います。(作り方の基本的な部分は同型艦ということもあり、主砲が異なる以外は、ほぼ共通しています)



古いキットですが、きっちりと作っていった場合はこうなるのだろうか、ということで作り上げました。


注意点

組み立てやすいキットなのですが、古いこともあって共通パーツなどに置き換えることが出来る部分は置き換えたほうが良いです。
特に高角砲や小さくない三連装機銃や艦載機は置き換えたほうが良いです。(他のキットも購入していた場合使い回しが出来ますので自分で作って置いておく分には事足りますし、WL共通パーツはきちんと取っておくと便利ですね)


  • 上部マストが非常に太いので、目立ちますがこれは古いキットそのものの仕様でした。今のキットはどうかわかりません。

  • 中央甲板の上にはリノリウムモールドが存在していません。塗装指定色も軍艦色になっています。もしもリノリウム色で塗装する場合は普通におこなってしまうと違和感が発生する可能性があります。そういった場合は、真鍮線を敷き詰める、テグスを利用するなどの工作すると良いかもしれません。

  • 魚雷発射口は閉じられています。結果的に姉妹艦とは異なり、中をうかがい知ることは出来ません。開口するのも一つの手ですが、逆に考えて防水キャンバスで覆うように加工、ということも考えられます。(一部の船の説明書の場合、港湾停泊・航行中は魚雷発射口が防水布で覆われていたという記述もあります)



  • 主砲の砲身の塗りわけが難しいです。注意してください。



  • そして、何よりも、姉妹艦と同じく、リノリウム甲板の塗りが難しいです。
    最終的にムラのように見える場所は目立たなくなりましたが、なかなか難儀でした。





総じて

作っていて素直に組んでいくことが出来る(ただし、甲板の塗りは難しかったですけど)キットです。
失敗した箇所としては、上部マストの角度でしょうか。
直立させすぎましたね・・・
しかし、きちんと作っていけば、ちゃんと出来上がる、そういったキットになっていますので、是非作ってみてください。お勧めです。



前側が鈴谷、後ろが熊野になります。
よく艦隊これくしょんではペアで描かれることの多い鈴熊ですが、一緒に作ってみてはいかがでしょうか。

鈴熊 (すずくま)とは【ピクシブ百科事典】



作り方の参考

鈴谷の作り方(目次) - ひかわのこうぼう

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