ひかわのこうぼう

模型を組み立てているだけです。それすら怪しいです。

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フジミ模型 ちび丸艦隊No.03 金剛

11隻目はちび丸艦隊の金剛でした。


ちび丸艦隊シリーズNo.03 ちび丸艦隊 金剛

ちび丸艦隊シリーズNo.03 ちび丸艦隊 金剛



キットについて

キットはちび丸艦隊ということで、デフォルメされた艦船模型になります。元々艦船模型自体が10歳前後の子供向けのものではあるのですが、可愛くしたということのようです。
気になっていたので購入したということと、こちらは誕生日のプレゼントとして押し付けました。

送料と梱包の手間のほうが高くつきました。


「気軽に組めるスナップキット」
という、うたい文句でしたが、例の「初心者でも気楽に組める」というものと同じように、気楽に組める段階は各個人によって異なる、ということをしみじみと感じたキットになりました。(船ばかり作ってきた人間からしても「ああっ」というところはありました)

エッチングパーツつきのものもあります。ですが普通のもので作成しました。



全体は軍艦色2で塗装しています。艦橋の床は全てリノリウムで塗装。
本来シールで表現されるはずの煙突上部はつや消し黒、飛行甲板についてはリノリウムと軍艦色2で塗装しています。逆に探照灯はシールです。おもちゃらしさを出すにはどうすればいいか、という点で悩んでいました。経年劣化を考えると塗装したほうが良かったかもしれません。
また、喫水線下についても全て水性ホビーカラーのココアブラウンで塗装しています。
仕上げ剤は光沢1つや消し2程度で、多めにかけています。


注意点

スナップキット、ということで某大手キャラクタープラモデル関係のように「切ってつけるだけで終わるだろう」と甘く見ると、痛い目を見ます。

  • フジミのプラスチックの素材の耐久が現在もWLを出している3社と比べて脆い感じがしていましたが、今回も同じ様な感じで、ゲートが切れる際には根こそぎ切れますし、少し削ろうとしたら一気に削ってしまいます。

  • 飛行甲板部分はシールが存在していますが、ターンテーブルのモールドが存在しているためにシールを貼ると盛り上がってしまい、おかしい状況になります。
    解決策として、そのシールを切断して破棄し、その部分だけリノリウムと軍艦色で塗装しました。

  • 電探部分は普通にざっくりと筆で塗装をするとモールド自体が完全に埋まってしまうので、塗装は慎重におこなう必要性があります。

  • 穴がはまらないことが多い点は既にフジミ模型の持病です。広げて対処するしかありません。

  • スクリュー部分は脆さが難点として存在します。特に、はめ込む際は穴が小さいうえ広げても入りません。きちんと接着をおこなう必要性があります。この場所についてはかなり難しいと思います。むしろ棒を切断することも視野に入る可能性があります。



総じて

8月15日にあわせて完成ということでなるべく急いで作りました。特に15日ということでこだわったことはないのですが、なるべく早くということで作りました。
塗装面が非常に広範囲に及ぶ以上、なるべくフラットに塗っていくということをどうすればいいのかを考えて、紙やすりで削ったり、塗装したパーツにコンパウンド剤を使用して磨いては塗装し、などということをやってみた試行錯誤の後が見えるものでもあります。


軍艦色2がほんの少しだけ残っていたので、そちらを使用したのですが、なんだか小さいくせにやたらと迫力のあるものが出来上がってしまいました。
ですが、非常に面白いキットで、主砲上の機銃なども存在しており、デフォルメといいつつなかなかのものです。


きちんと組み立てる、ということを意識し始めたのは白露以降ですが、今回は写真ではマストがいがんでいますが、確かきっちりとつけましたし・・・ただ、少しムラが出来ていたりした点は甘さなのかということで反省点としてあります。

視線を別の位置に誘導せず、ごまかすことがないように丁寧に作る、ということは今後の課題ともなっていきました。(色々と今でも失敗をしていますけどね)

ちなみに、写真にうつっているケースの台座はダイソーのケースです。

次の船は14日から作成を開始して17日の夕方に完成した・・・はずです。



姉妹艦


フジミ模型 1/700 SW 特25 榛名 - ひかわのこうぼう


フジミ模型 1/700 SW 特23 金剛 1944年10月 - ひかわのこうぼう

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